2016-06-06
快適で充実した薪ストーブライフを送るには、必要となるいくつかのツールがあります。これらのことを"ファイヤーアクセサリーツール"と呼んでいます。どのような種類があるかを紹介します。
まず薪ストーブを用いて暖を取るには燃料となる薪が必要です。原木を枝払いして玉切りするチェンソーからはじまり、薪割りに使う斧、木の切り株、古タイヤ、薪割機、最終的に薪を自然乾燥させて保管する場所なども厳密に言うとファイヤーアクセサリーツールに含まれます。
薪の販売店やホームセンター、ネット通販で購入した既成品の薪を使う場合は、それらのツールは不要となりますが、薪を保管するログラックなどは必需品です。薪作りから楽しむのも薪ストーブライフの醍醐味なので、運動神経や体力に自信があれば収納保管スペースに合わせて最適なファイヤーアクセサリーツールを取り揃えてみるのもお勧めです。
薪の着火を促す着火剤などもファイヤーアクセサリーツールの一つです。薪のささくれや火傷などから身を守るファイヤーグローブや薪をくべたり移動させるための火バサミ、薪ストーブの温度管理に役立つ温度計などは必要最低限のアイテムです。
他には、薪ストーブから発生した熱を屋内の隅々まで行き渡らせるためのシーリングファンやガラスクリーナーなどもあると便利です。
炉内に溜まった灰を掻き出したり、ならす為の灰掻き棒と灰を取り除くのに使用するスコップ、ストーブまわりの掃除に使用するほうきなどがセットになったファイヤーセットも様々なサイズやデザインのものが市場に出回っており、使用頻度が高く、薪ストーブ本体の存在感を引き立たせるアイテムとして人気があります。
薪ストーブは本体のデザインや構造によって料理にも使えます。薪ストーブの炉内に溜まった熾火を利用した料理をする場合、専用の五徳があるとその上にピザパンやダッチオーブン、スキレットなどを置いてピザを焼いたり煮物などの料理ができるのでとても便利です。
薪ストーブの天板にヤカンを載せておくだけでも蒸気で加湿器代わりになりますが、専用のスティーマーがあるとさらに便利です。また、トリベットを敷けば温度調整も可能です。
薪ストーブはファイヤーアクセサリーツールを充実させるとより便利で楽しくなります。最初に最低限必要な物を揃えてから必要に応じて後から少しずつ買い足していけばOKです。
メーカーなどのこだわりで、自分なりにアイテムを取り揃えていくのも、薪ストーブライフの楽しみ方のひとつです。